フォト

コミック

  • コミックダッシュ
    コミックダッシュ! yakumokazuha の所有コミック
無料ブログはココログ

« センターマーク式国語 | トップページ | タイムカード »

2017年4月12日 (水)

算数の交換法則の話から

ネットのニュースを見ていると,たまに見かけるのが「かけ算や足し算の順番が逆になっていたら,先生に×をつけられた」というものです。

ちょっと気をつけたいのは,これらのニュースは少数事例がネットで大きく広がったかもしれないということです。完全に鵜呑みにするのも危険です。

ただ,少数とはいえそういった指導があるということは,教科書の指導書にそう書いてある可能性が高いということかもしれません。大多数の先生方は上手くやっているのだと思いますが,先ほど書いたようにネット上では少数事例が大きく広がってしまうことが多々あるので,いったいどこまでこれが現場で広がっているかというのは,実際に見てみないとわかりませんね。

ただまぁ,こういった話を聞くと,塾の先生が先のことを話してしまうのを嫌がる先生がいるのもわからないではないです。でも「覚えろ」というのではなく,「学年が上がったらこういうやり方もあるんだよ」で良いと思うのですが。

最大公約数と最小公倍数を小学5年でやりますが,一部の生徒には素因数分解を使ったやり方を実演して見せて,「高校ではこんな感じでやるよ」とだけ話をしています。どうせ後々やることですし,先取りというよりは「数字が増えると大変だよね。でも,先に行ったらこんなやり方でもできるよ」といっておくのは無駄ではないかなと思っています。

別に覚えなくても良いんです。そういったやり方「も」できるというのが大事だと思います。

私は順番入れ替えにムキになるより,計算の正答率を気にした方が良いと思います。というか計算の順番は国語でしっかりやるべき内容だろうと思うのですが。国語は国語で筋道立った話よりも,物語の比重が高すぎるようにも感じます。

なんというか思考のレベルが深く行き過ぎて,かえってわかりにくくしている印象はあります。このあたり教科書の作りはいろいろと指導法の変更や学者の意見で現場が振り回されているのかもしれませんね。

ただ,私は学者の意見というのは尊重されるべきだと思ってはいます。うちの父親は非常に頭が良いのですが,仕事では徹底的に現場の人だったため,学者を馬鹿にしているような感じがあります。

確かに「現場を知らないくせに」という気持ちはわからなくはないのです。ですが,今私たちが恩恵にあずかっている技術や知識の多くは,学者の好奇心に基づく研究の「おこぼれ」ではないかなと思うのです。

現場の人間の中には「学者の研究は役に立たない」という人がいるかと思います。しかし,私は「役に立つ」研究をしている学者は,「役に立つ」ものを作り出す率が低くなると勝手に思っています。学者は好奇心のために研究している方が「面白い」と勝手に思っているだけですが,生活のために「役に立つ」研究もするけど,本当はそれよりやりたいことがある人が学者になるのだと思っています。

さて,かけ算の順番のようなこだわった考え方も別にそれ自体が「悪」とは思いません。ただ,それを小学校の教科書でやると,逆に算数が嫌いになるのではないかということですね。

ただ,今の教育には「基本がわかれば勝手に後のこともできるようになる」という感覚があるのではないかとも心配しています。「論理的」に考えることを無理矢理身につけさせようとしているのではとも感じます。

論理的思考というのは,試行錯誤の結果身につくものだと私自身は考えているので,最短距離でおしえてもらっても,実は「論理的」ではないかもしれません。

失敗が怖い気持ちは私もわかります。しかし,失敗をしない人というのはいないでしょう。その失敗を繰り返さないために,様々な「知識」を蓄え,それを活用する方法を「思考」することが論理的思考への最短ルートかもしれません。

もっとも時間は有限ですから,多少の折り合いはつけていかないといけません。受験は必要量を見切ることも大事ですから。

書きながら話がまた最初思っていたこととは違う方向に飛んでいきました。相変わらず論理的であることを望む私の文章が論理的ではないですね(笑)

でも思考のきっかけなんてそんなものではないでしょうか。やることを決めて動くときとは別に,こういったしょうもないことを考えるのもまた「をかし」です。

それではごきげんよう。

« センターマーク式国語 | トップページ | タイムカード »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2303560/70240446

この記事へのトラックバック一覧です: 算数の交換法則の話から:

« センターマーク式国語 | トップページ | タイムカード »