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2017年7月2日 - 2017年7月8日

2017年7月 8日 (土)

いよいよ模試開始

いよいよ明日は今年度の第1回石川県総合模試です。

生徒たちにはいくつかアドバイスをしましたが,ここでも改めて書いておきましょう。

まず,受験票は必ず忘れないよう確認しましょう。当然ですが,本番では受験票がないと受験できません。

それから筆記用具ですが,特にコンパスと定規を忘れないようにしましょう。数学で必ず作図の問題が出ます。これがだいたいいつもは8点と非常に高配点になっています。今回がどれくらいの配点になるかはわかりませんが,いつもの公立入試と同じ形であれば変わらないでしょう。

また,昼食を必ず用意してください。原則として試験が終わるまで会場を出ることができません。おなかがすいた状態で午後からの試験は辛いですよ。

おそらくですが,国語,英語,数学は時間が足りなくなる可能性が高いです。

国語は自信のない人は,最後の作文から書き始めるのも一つの手です。また,問題の文章を隅から隅まで理解しようとは思わない方が良いかもしれません。設問文を読んで,設問で聞かれている内容を把握しながら,重要度を測ると効果的でしょう。

英語は,近年の公立入試と同じ傾向であれば,記号で答える問題は比較的答えやすいはずです。また,国語と同様長文を隅から隅まで理解しようとはしない方が良いのではないでしょうか。こちらも設問文をチェックしてから取り組むと良いでしょう。

数学は昨年も散々言ってきましたが,難しい問題に引っかかるくらいなら簡単な問題を確実にしましょう。各大問の(1)と大問1のところを押さえるだけで40点は超えるはずです。

理科と社会は,「よくできて時間が余る」か「わからなすぎて時間が余る」かの差はあると思いますが,時間が余る可能性があります。

記号問題は勘でもいいので書いておきましょう。また,用語問題でも漢字がわからない場合,漢字指定がなければひらがなでも点数がもらえるかもしれません。

また,みんなが嫌がる記述問題ですが,中間点が与えられる可能性がありますから,真っ白はもったいないです。思いついたことは何でも良いので書いた方が良いですよ。

また,時間が余ったら問題用紙に自分の解答をメモしておきましょう。自己採点の時に役に立ちます。

ひとまず直前に言えるのはこんなところでしょうか。

多くの生徒は学校との成績の差に驚きますが,そういうものだと考えてください。いずれにしても,まずはそのレベルを体験しないとわかりません。受験した生徒たちにしっかりフォローをしていくつもりです。

とりあえず国語と数学は塾内で私が解説をするつもりです。自分の力を知った上でどう戦うか,考えていきましょう。

それではごきげんよう。

2017年7月 7日 (金)

すかすか

今日休みだったんですが,うっかりダメージのでかいアニメを見てしまいました。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

原作読んでいたので,心構えはしていたんですが。やっぱり泣いちゃいました。

説明は非常に難しいので,とりあえずWikipediaを見ていただくか,原作買ってください。

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

本当にたまたまだったんですよねぇ。

すごい好きな作品ではあるのですが,読むのに結構心構えがいる作品でもあります。アニメは私の見やすい環境が基本的に有料配信であったので,それだったら見なくても良いかなと精神的に言い訳を作って避けていたんです。

よりによって最終回だけ見てしまったんですよ。

原作だと,さらりと流されていたところがきちんと描かれてしまって,ますます大ダメージです。

実は打ち切り寸前だったそうです。私はその話を聞いて逆に興味が出てそのままハマってしまったクチです。

三巻までの内容をアニメ化しているのですが,ある意味きれいにクトリの物語にけりをつけた形になったのかもしれません。この後も映像化してもらいたいような気もしますが,やっぱりダメージでかいんですよねぇ。

さらに言えば,ここで幼かったキャラクターが少し成長して出てくる続編もあるのですが,こちらも今のところ毎巻ダメージくらいながら読んでいます。

でも読むのをやめられないのは,なぜかなと考えてみました。

どうも私の中ではこれは「恋物語」にカテゴライズされているようなのです。

私は少女マンガはほぼ「花とゆめ」専門で,最近は新しいものには手を出していませんが,物語としてかなりベタな恋愛ものが好きなようなのです。

この作品,私の中ではそういったベタな恋愛ものの少女マンガと同じカテゴリーに分類されているようです。

年くったおっさんが,こんなのを読んで涙しているのは気持ち悪いなと自分でも思うのですが,涙腺弱い方なので。

ディスクメディアの購入まではいかないですが,結局有料配信に課金することになりそうです。

それではごきげんよう。

2017年7月 6日 (木)

YouTubeの実験ついでに動画巡り

今日は臨時で穴水校に入ったのですが,途中航空の学生さんがやってくれている英検二次試験対策で,使っているSkypeが調子が悪くなり,あわててタブレットに切り替えてもらいました。

とりあえず最新版にアップデートしておきましたが,これでダメなら一体何がダメなのか,完全に謎です。

その後,私はPCの画面にiPadの画面を映すのにAirServerというソフトウェアを使っているのですが,これにYouTubeのライブ配信の機能があることに気づき,利用できないか実験してみました。

結果使えませんでした。理由はタイムラグが大きすぎたためです。

同じ部屋でやっているのに10秒以上遅れて私の声が聞こえてくるのですから,どうにもなりません。ただ,授業ではなく本当に今やっていることを流すだけなら大丈夫かもしれませんね。アプリからもできるのかな?

録画なども可能ですが,同じようなことをするのならExplain Everythingの方がiPadで完結するので楽ではありますね。

そういえば一時期USTREAMなども流行りましたし,私もニコニコ生放送などちょこちょこ見ていますが,今はリアルタイムのライブ配信の方がいいのでしょうかね。

ちなみにUSTREAMは久々に見たら,IBMVideoという法人向けのサービスになっていました。

さて仕事が終わった後に,ちょっとだけYouTube巡りです。

最初に自分のページにお勧めで出ていたのでクリックしたのがこちら。


ピーター・グレイアム作曲「メトロポリス1927」という曲です。演奏はニコラス・チャイルズ指揮ブラックダイクバンド

100年近く前のサイレント映画からインスピレーションを得て書かれた曲だそうです。ざっと読んだ感じだといわゆるディストピア的な雰囲気を持った映画だったようですね。あいにく映画は知らないのですが,かなりかっこよい曲でした。

続いて最近始めたアイマスのゲームからMusic Videoをひろってみました。
400x400bb

かなり重たいアプリです。新キャラの曲がどちらも良かったのですが,このアプリ,デレステと違って同じアカウントを使っていても複数のデバイスで遊ぶことができず,iPad Proにインストールしてしまった私はMVで左右が切れてしまうので,動画を探してみた次第です。

一つ目はこちら。

桜守歌織香里有佐) 「ハミングバード」

MVが実は一度もカットを変えず,ずっと一つのカメラで追う形になっているのがすごいですねぇ。また,歌がいい感じなのです。

しかしキーワードが「元音楽教室の先生」「自衛官の父」「謎の組織(予想がつくとは思いますが)に守られている」「車の運転好き(スピード早め)」など,相変わらずキャラ付けが濃いです。

もう一曲はこちら。

白石紬南早紀) 「瑠璃色金魚と花菖蒲」

なんとなくですが1990年代のアニメソングのノリを感じます。アイマスの曲は結構こういったおっさんオタクの青春時代の色を現在のスタイルで作ってみるというものが多いように感じています。

ちなみにこのキャラ,金沢出身ということで素になると金沢弁がでるという設定なのですが,私実は金沢弁よくわからないんですよね。金沢の方から見たらやっぱり変なんですかね。こちらも「めんどくさい」「早とちり」「ポンコツ」など,パッと見たら散々なキーワードが並びますが,それがキャラ付けに役立っているのが面白いです。

最後は先日書いたCuboroの動画。

基本のものだけでも大変高価なものでしたが,まるで城のように組上げてあります。どれだけ買い込んだのでしょう。また,きれいに最後まで進んで行くのが面白い。

cuboro関係を検索すると大体一緒にドミノの動画が出てきます。ある意味同じような楽しみなのでしょうね。組上げるの時間と根気と発想力,そして緻密な論理が必要なところが共通点でしょうか。

今は藤井4段のおかげで注文殺到のようです。

アイマスはともかく,他の二つは全然知らない人が見てもすごいと思うのではないでしょうか。実はアイマスもかなりすごいことしているんですけどね。

お時間あったらどうぞご覧ください。

それではごきげんよう。

2017年7月 5日 (水)

プリント演習の効果

今日もテスト前の対策勉強会でした。

提出課題を終わらせてプリント演習をやってもらっていましたが,定期テストで点を取りたいのなら本当はこれよりもワークを何回も繰り返しやった方が効果的です。

なぜなら,プリントの内容は各中学校の定期テストに最適化しているわけではないからです。

プリントの内容は全国の標準的な教科書のレベルに合わせています。それほど難易度は高くなく,用語の確認的な問題が多いですね。

ただ,そういったレベルでも昨日書いたように問題を読み違えるので,必ずしも満点にはなりません。

さらに言えば,数学の一部はワークよりも手間がかかる(難しいわけではないのです)問題が多く,単純にテストに対応しているわけではありません。

また,学校の授業の進度の関係上,テスト範囲はちょくちょく変更になるのですが,そうなるとプリントの全てではなく一部しかテスト範囲に含まれないなんてことも多々あります。

それでもこう言ったプリント演習をしてもらう理由はいくつかあります。

まず,やった量が目に見えやすいということです。テキストやワーク以上に厚みという形で量が見えやすく,直前にこれだけやったという自信につながります。

また,今日は数学は生徒に採点してもらいましたが,理科の方はあえて私が採点しました。そうすることによって間違いから何を確認して欲しいかが,私にとっても生徒にとっても見えやすいのです。これがテキストの場合,私が採点している間,生徒はテキストを使えませんが,プリントであれば提出した後にすぐに次のプリントへ取りかかれます。

今日は私一人の対応だったので,ちょっと大変ではありましたが,大まかにですが一度ほとんどの問題に目を通しているので,私にとっては説明しやすいというのもあります。もっとも教科書の改訂で問題の入れ替えが進んでいるので,またやり直しは辛いなぁ。

テキストの方がコストパフォーマンスは良いと思うのですが,プリントは恒常的ではなくこういった一時的に量を視覚化したいときに効果的だと思います。

さらにそれを紙ファイルなどでまとめていくことで,自分の勉強量をより意識できるでしょう。

テキストとプリント,うまく使い分けていきたいものです。

それではごきげんよう。

2017年7月 4日 (火)

問題文が読めない

今日のテスト勉強で明日の社会に向けて,プリント演習をしました。

一時的に机の配置も変えて全員が前に向いた形ではなく,ある程度ばらけた方向を向くようにした上で,動線を確保しました。比較的プリントなどの提出がしやすいようにしたつもりですが,良かったのかな?

しかし,答え合わせをしているとかなり不可解な解答に出くわすことがあります。

一番多いのは前回も言った,記号で答える問題を用語で答えてしまうというものです。

怒っても効果がないのはわかっているので,切実にお願いするような形で指導しているのですが,一部はどこ吹く風といった体で気にしていないようなのが心配です。

他にも多い間違いが,穴埋め問題で(   )時代の解答欄に○○時代と書いてしまい,通して読むと(○○時代)時代になってしまうものです。徳川(徳川家光)とかもありましたねぇ。

こういったミスは本当にうっかりですませてしまいがちですが,あまりにももったいない。人間は頭の中で文章を補正して読む能力がありますが,それが悪い方向に働いてしまう典型ですね。

テストである以上,スピードはもちろん重要なのですが,それにしても「そこに書いてあるものがなぜ気づかない!?」となることが非常に多いです。

何でしょうね?問題が一言一句全て見たことのあるものでないと,理解できないのでしょうか?少なくとも以前見たディスレクシアではないはずだと思うのですが,素人判断はできないので難しい。

単純なトレーニング不足であれば数をこなすことで解消できるのですが,なかにはそういった感じではない人もいるのかもしれません。

障がいというと認めがたく思うことも多いとは思います。私だって自分が障がいを持っているのではと考えると恐ろしくなります。少なくとも今現在私は診断で確定した障がいはありませんが,自分の性格を見るともしかしたらと考えてしまうことはあります。

このあたりもしかしたらきちんと診断をして,確実にそうではないのだと確認してからの方が良いのかもしれません。障がいがあるからダメなのではなく,どうやってそれと向き合うかを考えないといけないのかもしれませんね。

ただ,同時にほとんどの人はこういった障がいではないでしょう。であれば,しっかりと注意することをおろそかにしないようにしたいものです。

変な言い方ですが,横書きであればきちんと左上から右下に向けて順次読んでるのでしょうか?なんとなくなのですが,ディスレクシアとかでなければ,問題文を読むのがうまくない人は,文章として問題文を捉えておらず,単語の塊としてしか見えていないのかもしれません。

これは英語や国語に限らず,問題文を音読することを指導していった方が良さそうです。音にすることによって,文章の流れを意識できるのではないかと考えました。

明日は理科,数学が中心になりますから,あえて問題文を音読させていきますかね。

それではごきげんよう。

期末テスト勉強会開始

さてさて輪島校で中学校の期末テスト対策勉強会が始まりました。

まだ少し提出課題で残っている生徒もいますが,ほとんどは終わらせてプリント演習に入りました。

初日が社会と言うことで,社会を重点的にやっている生徒が多いですね。

中1の理科ですが,ガスバーナーの使い方で順番を間違えている生徒が結構多く,何度も注意しました。

点火するものに火をつけた後に,ガス調節ねじを開くのに最後に火をつける順番にしてしまう生徒が多かったのです。

理科では,説明を求められる問題は特にそうなのですが,なぜそうなるのか理由がはっきりしている場合が多いです。

この問題で言えば,ガス調節ねじを最初に開いてしまうと,ガスが噴出した中で火をつけたら危険だからなのですが,これを理解せずにただ順番だけ覚えているので間違えてしまうのでしょうね。

また,相変わらず記号で答える問題を記述で答えたり,選択用語が問題に書いてあるにもかかわらず自分の言葉で書いてしまったりする生徒がいて,やはりこれも注意をしました。

これに関しては,どれだけ練習してもなぜか間違える生徒がいるので,なにか科学的な理由があるのでしょうか。不注意だけで片付けるにはあまりにもよく発生しますから。

社会に関しても,歴史の用語だけ丸暗記しようとするから難しいのですが,なかなか流れを把握しづらいのでしょうね。このあたり私の方で整理してあげた方が良いのかもしれません。

あとは,中2が国語で用言の活用が入るので明日あたり,簡単な授業と演習をしようかなと思います。本当に現代文法は苦手な生徒が多いです。実はこれがわかると,短いものも長いものも文章の中の重要ポイントがすぐにわかるのですが,そもそもこの分類がわからないとみんな言います。そんなたいしたことないんですが,今まできちんとやらなかったせいか必要以上に難しく考えるのでしょうか。

明日は中学生だけなので,今日よりは楽かな。しっかりやっただけの自信をもってテストに臨めるように,しっかり手助けします。

それではごきげんよう。

2017年7月 3日 (月)

NOW2017CD課題曲インプレッション

課題曲関係をもう少し聴いてみました。

スコアを見たわけではないですし,私自身はソルフェージュが非常に弱いので,和声進行などはよくわからないので,あくまで聴いただけの印象です。

なにせ現役ではないので,課題曲自体聴くのはこれが初だったりします。とりあえず,CDの順番通りに行きます。

  • 課題曲3 保科洋作曲「インテルメッツォ」

保科洋さんはもう80を越えたベテラン作曲家です。吹奏楽だけでなく様々な形で音楽を発表されています。

吹奏楽コンクール課題曲はもう4曲目だそうで,私は実は一番最初の「カンティレーナ」という曲を知りませんでした。

インテルメッツォはドイツ語で間奏曲の意味になりますが,一般的なイメージではオペラなどの幕間に演奏されるものではないでしょうか。これは独立した作品ですので,Wikipediaでは下の方に書いてある独立した器楽曲の意味でとらえるべきでしょう。

リズミックな部分があまりなく,繊細の部分とおおらかに盛り上がる部分でできています。吹奏楽のオーケストレーションがよくわかっているからこそできた作品という印象です。

吹奏楽の作品ってマーチ以外でもイケイケドンドンなイメージの方が多いと思いますが,こんな曲だってあるんですよと言える曲だと思います。

どこかでドビュッシーの作品のようだとみたような気がするのですが(2chだったかな?),なるほど言い得て妙ですね。響きの移り変わりがそれを感じさせるのかもしれません。ドビュッシーよりは堅牢なイメージですが。

ただ,吹奏楽コンクールで実際に演奏するとなると,恐ろしい曲になります。

あまりリズミックでないと言うことは,ハーモニーの濁りが見えやすいということでもありますから,楽譜を見た印象以上に実は難しい曲ですね。

それと美しいのですが演奏時間が長めなので5分を越えそうです。吹奏楽コンクールは課題曲と自由曲を合わせて12分という時間制限がありますから,自由曲に時間を多く使いたい団体からは敬遠されそうです。

スケルツォという言葉から派生した音楽用語をタイトルに持つ曲です。

タイトル通り,楽しい雰囲気の曲です。作曲家の江原大介さんは以前「躍動する魂」というモダンなスタイルの曲を作曲されていたのですが,今回はとてもわかりやすい曲になっています。わかりやすいというと簡単でつまらない曲のように取られるかもしれませんが,技術的には簡単になるように注意深く作曲されてはいるものの,小品としてとても楽しい曲となっています。オーケストレーションもかなり気をつかって書かれているのではないでしょうか。吹奏楽ってオーケストラよりも良い感じで響かせるのが難しいのだそうです。そこがうまくできている印象ですね。

中学生に人気出そうな気がします。

上記のマーチスタイルではない2曲は,音楽的に充実した部分も感じ取られる佳作ではないでしょうか。ただ,こういった作品でも課題曲ってその年度が終わると演奏されなくなっていくんですよねぇ。「スケルツァンド」なんかオープニングとして定番化しても良い曲のように思うのですが。

  • 課題曲2 木内涼作曲「マーチ・シャイニング・ロード」

吹奏楽コンクール課題曲でよく見るタイプの課題曲のスタイルを踏襲したマーチです。オーソドックスなので,人によっては面白くないという人もいるかもしれませんね。私はあくまで聴いた印象だけなのですが,すごいよくまとまった曲だなと感じました。正直,このレベルできちんと曲をまとめることができるのはすごいと思います。

最後のフレーズですがトランペット1オクターブ上にしたかったんじゃないかなぁ。課題曲では中学生でも演奏可能なようにという制限があるので,そこが作曲される方苦労するところではないでしょうか。

  • 課題曲4 西山知宏作曲「マーチ『春風の通り道』」

これまたオーソドックスな吹奏楽コンクール課題曲のスタイルで書かれたマーチです。ただ,部分部分で独自色を出そうとしたところが感じられます。そこが時には違和感になるところもありますね。個人的には第2マーチに相当する部分のつながりがすっきりしませんでした。

ただ,先ほどの「マーチ・シャイニング・ロード」よりも演奏者の人気は高そうな気がします。というのも,まとまりが良いと言うことは,上にも書いたように人によっては面白みに欠けると捉えられることもあるからです。ちょっと変わったところがある方が,中2心をくすぐるような気がするんですね。

また,テンポ設定次第ですが,今回のCDではもっとも演奏時間が短かったので,それだけで選ぶ団体もいそうなのが,ちょっと心配です。そういった団体には結構罠が待ち構えていそうな気がします。

マーチはどちらも適度に課題が与えられて,そこをクリアできているかが見えやすいような気がします。課題曲としてよくできているなと思いました。ただ,どちらもスタイルが吹奏楽コンクール課題曲のものなので,やはり年度をまたぐと演奏される頻度は減りそうな気がします。

  • 課題曲5 河合清裕作曲「メタモルフォーゼ~吹奏楽のために~」

モダンなスタイルの曲なのですが,最初聴いたときあまりそういったイメージがありませんでした。数回聴くとモダンな要素が結構多いと感じますが,それはおそらく和声が比較的わかりやすい感じだからではないかと思います。部分的な楽譜の話だけ見ると分母が16分になったり32分になったりしているそうなので,リズム的な部分での「変容」が重要視されている作品かもしれません。

拍子感もしっかりあるようで,なんだか日本の太鼓のリズムにあるようなだんだん細かくなるリズムを楽譜に落とし込んだような部分もありました。

ただ,しっかりと楽譜を読める団体であれば,実は「インテルメッツォ」や「スケルツァンド」よりも簡単に感じるかもしれないと思いました。

「インテルメッツォ」や「スケルツァンド」は良い意味で演奏者に委ねられた部分があるような気がするのですが,「メタモルフォーゼ」は逆に作曲者が楽譜に強い拘束力を持たせているように感じます。その分楽譜をきちんと読み取れれば,その力がそのまま演奏に生きてくるのではないでしょうか。

モダンなスタイルの曲にはこう言った傾向が強いのではと思っていますが,「メタモルフォーゼ」もその一つではないかと感じました。

今回のNOWのCDですと音楽的な意図を持って,しっかり課題曲が演奏されるので私のように実際に演奏するわけではない聴くものにとっては非常にありがたいです。

参考演奏は上手なのですが,あえて過剰な表現を廃しているので,聴くだけの人間にとってはちょっと物足りないのです。自分で指揮するとかなら,逆に参考演奏の方がありがたいですね。

以上,今年の課題曲の印象を述べてみました。これらの曲も練習を重ねたコンクール本番の演奏を聴くとまた印象が変わるものです。

私は吹奏楽コンクールの演奏よりも,プロの演奏を好みます。当たり前のように思うかもしれませんが,こと吹奏楽の世界ではプロよりもコンクール金賞団体を重視する傾向があるように感じます。もちろん練習を重ねた素晴らしい演奏は感動に値するのですが,コンクールの場合上でも述べた制限時間の関係もあって,カットが多かったりテンポが自分のイメージ以上に速かったりして単純に受け入れられない部分もあるのです。

そんな学生たちにこそ,このCDは聴いてもらいたいですねぇ。また,吹奏楽になじみのない方でも聴いていただきたいものです。

ぜひどうぞ。

それではごきげんよう。

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